聖杯探しの無間地獄に落ち易い理由

自分では真面目に学習して検証を進めているつもりでも、実際には不毛な作業
を繰り返している方は多い気がします。
いわゆる聖杯探しです。

私も過去にかなりの時間を費やしました。
完全に無駄な作業というわけではないのですが、できる限り短期間で脱出する
べきと考えます。

そこで、注意事項等を私なりに挙げてみますので、参考にして頂ければと
思います。


1.知識不足から来る幻想

  まず初心者の方に多いのは、インジケーターに過度の期待を寄せてしまう
  パターンです。
  インジケーターが表示しているもの(ラインやサイン等)の意味や仕組みを
  理解できていないまま、盲目的に使い方のみを覚えようとします。

  何やら小難しい計算がされているというだけで、ありがたみを感じてしまう
  のでしょうが、その仕組みが理解できていない限り、使いこなすことは
  不可能であるということをご理解下さい。

  経験を積み仕組みが理解できてくると、使いこなせるようになるかと言うと
  そうとも限りません。
  皮肉なことですが、理解すればする程、そのインジケーターの無意味さに
  気付くのではないでしょうか。

  最初から全てを否定しろとまでは言いませんが、時間短縮の為には、先ず
  仕組みの理解が最優先です。
  ブラックボックスに依存しているようでは、明るい未来はありません。


2.組合わせることで可能性が広がるのではないかという思い込み

  ごく標準的なインジケーターだけでも色々とあります。
  そこで思いつくのは「Aが条件を満たした上で、Bの条件成立でエントリー」
  等の組合せ利用かと思います。

  有効なロジックが有る前提で、その良さを更に引き出す為だったり、
  リスクを限定する為に条件を組合わせて利用することはありますが、
  ゴミとゴミを組合わせても残念ながら何も生まれません。

  ここでも重要なのは仕組みの理解です。
  単独でも利用価値があると思えるもの以外は、基本的に捨てるべきかと
  思います。

  ほとんどのインジケーターはローソク足の終値を加工して見え方を変えて
  いるに過ぎません。
  出所が同じものを、こねくり廻した上で、組合わせても無意味であることに
  気付いて頂ければと思います。


3.サンプル不足による錯覚

  検証作業をしていると、「うぉっ!凄い手法発見!?」という瞬間が、
  何度か訪れるのではないでしょうか。
  おそらく、そのほとんどは単なる思い込みです。

  「少ないデータでも、そこに傾向を見出そうとしてしまう。」という人間の
  脳のクセが原因となっていることが多いと思われます。

  普通に思いつくシステムのほとんどは、トータルすると手数料分を着実に
  失っていくものとなります。
  しかし、期間を都合よく限定することで、見た目の上ではトータルプラスに
  なってしまい、事実を誤認してしまうことがありますので、ご注意下さい。

  オーバーフィッティングやカーブフィッティングと呼ばれる現象もそうです。
  いくつかのゴミを組合せたシステムであっても、都合のよい条件を当てはめる
  ことで、トータルプラスに見せかけることは、いくらでも可能です。
  (他人が提示する、その手の成績に信憑性はありません。)

  そのようなゴミに時間とお金を取られない為にも、錯覚に踊らされることなく、
  ご自分の性格にマッチしたロジックを重視してシステムを構築して頂ければ
  と思います。


4.予測技術に対する妄想

  相場の中で経験した悪しき成功体験が足を引っ張ることもありますが、更に
  注意が必要なのは、これまでに相場以外で経験してきた何気ない認識に
  行動が影響されることです。

  相場以外の日常では、因果関係のはっきりした事象が多くを占めており、
  「先が読める」ことが、場合によっては当たり前に感じます。

  そのような感覚を相場に持ち込むと、
  「経験を積み、技術を磨けば、相場がこの先どうなるか分かるようになる
  のではないか。」
  と考えてしまいがちです。

  実際の相場の世界はどうかというと、誰にも先が読めない時間が大部分を
  占めます。
  逆に、いつでも先が読めるのであれば、その優位性を利用することで、あっと
  言う間に世界中の資金がそこへ集まってしまうのではないでしょうか。

  たまに訪れる、確率的に優位に立てるポイントでのみ勝負することで、
  ようやくトータルをプラスにすることができ、何とか生き残れるという
  ことを認識して頂きたいと思います。

  実際には強いランダム性を有しているにもかかわらず、「先が読める」と
  錯覚させられ易い為、ムダな行動が誘発されて損失を重ねてしまい、
  ほとんどの人は負けてしまいます。

  真面目に検証をすれば、ランダム性の強さは理解できるはずです。
  「先が読めないのが当たり前」であることを受け入れた上で、システムを
  構築することをオススメします。

  重要なのは、高度な分析で未来を予測することではなく、過去の経緯を
  含めた今現在の状況を的確に認識する能力と、その状況へ柔軟に対応する
  能力であると考えます。


聖杯探しをしている真っ只中の方は、その無意味さを自覚し難いと思います。
過去の記事とカブる内容もいくつかありますが、ほんの少しでも気付きを得て
頂ければ良いなと思います。


それでは。
少しでもお役に立てば幸いです。


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